親の夫婦喧嘩が生きづらさに与える影響と解決法

「いなくなってしまいたい」「こんなにまでしてなんで生きなきゃいけないんだろう」こんなふうに毎日考えてしまうことはりませんか?生きづらさを抱えていきているとしたらこの記事を最後までご覧いただくとあなたの生きづらさの原因がみえてくるかもしれません。

生きづらさの原因を見つけるだけではなくどうやったら生きやすくなるのか?という解決法についても私の娘の体験談をふまえてお伝えしていきます。もし、生きづらさに悩んでいるとしたら最後までご覧いただき、悩みを解消する参考にしてくださいね。

子どものころの経験が与える影響とは?

夫婦喧嘩の子どもへの影響は親が思っている以上に大きいです。小さいころの影響は心の傷を大きくするだけではなく、その傷は大人になってもその子どもの生き方にも影響を与えていきます。私の娘のエピソードをふまえて親の不仲が子どもに与える影響について解説していきますね。

私の娘は成人して大人になった今も生きづらさを感じています。この生きづらさは娘の思うようになっていない(生きづらさを感じている)ときに激しく顔を出してくるんですよね。逃避思考の強いネガティブ思考の娘は「生きている意味がわからない」「なんで生きなきゃいけないんだ」「こんなにあれこれやっているのにうまくいかない!(怒)」とひとりで怒っています。

最近では就職の壁にぶち当たり、様々な会社に応募するも書類選考落ちの連続。こうなると誰でも嫌になりますし、落ちこんで何もかも嫌になりますよね。娘は落ち込むよりも怒りがわいてくるようです。「一生懸命やっているのに経験がないと落とす会社が悪い」「就職ができないのは社会の仕組みが悪い」

こんな怒りとともに人や社会のせいにしてしまう思考におちいっています。人や社会、誰かのせいにするって良くないことですが、実はこれ、自分を守るための方法でもあるんです。誰かのせいにしないと自分を保てないほど心が傷ついているってことなんです。

娘のカウンセリングをしたときになぜこんなに深い心の傷を負っているのかという原因のひとつが見えてきました。それは親の不仲や夫婦喧嘩だったんですよね。娘は私と元夫が喧嘩をしたときに元夫から「どっち(父と母)が悪いと思う?」と聞かれるときの父親からの圧力がつらかったといいます。

当時、小学生だった娘の目には母親である私が一方的に父親から無視をされたり、責められている様子を見て、あきらかに父親が間違っていると感じていました。でも、父親からの「母親が悪いだろ」という無言の圧を感じて父親に対して本当の気持ちを伝えられないかったそうなんです。

あるとき、いつものように両親の険悪なムードに直面した娘は「自分が何とかしなきゃ!」と思い、ふと思いついたことをやったときに奇跡的に両親の険悪なムードを回避できたんです。その成功体験を積んでしまったことがさらに娘をくるしめる結果を招いてしまいました。

その成功体験が原因となり両親の不仲を感じたときは「自分が何とかしなきゃ!」「両親の仲が悪いのは自分が悪いんだ」と自分を責めるようになってしまったんです。この事実を知ったときに夫婦喧嘩をしているときは自分のことで精いっぱいで子どもがこんなに傷ついていて今でもその思いに苦しんでいることに、胸が痛くなりました。

私自身、不仲の両親のもと育ってきた過去があり、私は幼いころから両親の仲が悪いのは当たり前の環境が普通だったので、特に何も感じず、むしろ何も感じないように生きてきたんですよね。ですから私が大人になり母親の立場になったときに幼いころの自分の感覚で「娘も両親の不仲について何も感じていないだろう」と勝手に解釈していました。

娘が大きくなってから「あの頃はこうだった」と話してくれたことで、両親の不仲について私とは違う捉え方をしていたことに気づかされたんです。夫婦けんかをしている大人たちは自分たちのことしか見えていないんですよね。

その喧嘩に巻き込まれている子どもへの影響をもっと知るべきだと思います。むしろ、知ってほしくて今回はブログでお伝えしています。娘が小学生の頃の出来事で今は何年もたっていますが「自分を責める思考」や「自分を否定すること」はやめられない状態でいます。

思考のクセは簡単に抜けないので娘は苦しんでいます。娘の場合は逃避クセもあるので1番最初に誰もが通らなければならない「自分と向き合うこと」までが大変だったりします。心に傷を持っている人はその傷が深ければ深いほど、自分に向き合うときにはかなりの勇気が必要になってきます。

どうしても自分を守るために自分の傷を表に出さないようフタをして隠してしまうんですよね。一時的には傷が治ったように見せかけているだけで、治っていない深い傷は新たな壁にぶつかったときに、昔の古傷がここぞとばかりに痛みだすんです。

その傷は時間がたてばたつほど治りにくくなります。「物事がうまくいかないとき」「自分責めをしてくるしいとき」「生きづらさを感じるとき」こんなときがあなたの傷を治すチャンスです。娘もさすがに自分とむきあわなきゃと思ったときが絶好のタイミングでした。

娘は両親の夫婦喧嘩をみて「自分がなんとかしなきゃ」「私のせいで夫婦喧嘩しているんだ」と自分を責めてしまうことや自分を否定してしまうことが日常化してしまい、夫婦喧嘩していなくても学校や友人関係などあらゆる場面で自分を否定したり、責めるようになってしまったんです。

最初はささいな出来事であっても、成功体験によって間違った方向への癖が繰り返されることであらゆる場面で同じことを繰り返す思考の癖のスイッチを知らず知らずのうちに押してしまっているんですよね。

何がきっかけになるかは人それぞれです。ひとつの衝撃的な出来事に対してみんな感じ方は違うので私のように何も感じないようにする人もいれば、娘のように自分を責めたり否定をしてしまう人もいます。

これはそのときの自分を守るためにとっさに取ってきた対処法だったんですよね。ところがこの対処法が必要のないときでも勝手に作動してしまうから、ややこしくなってしまいますし、いくつかの思考の癖が絡み合って生きづらい原因までもわからなくなってしまうこともあります。

さてここまで読んでいただいて私も「同じ状況に苦しんでる!」「生きづらを感じてる!」という方のためにどうすれば生きづらさの原因に気づけるのかをお伝えしていきます。

生きづらさの原因に気づくには?解決法について

ここからはここまで私のブログをみてくださったあなただけ特別に生きづらさの原因に気づく方法をお伝えしてきますね。紹介する方法は私や娘が実践した方法です。

生きづらさの原因を知る方法

まずは下記の①~について自分の胸に手を当てて自分の心に問いかけてみてください。問いかける前にまずは深呼吸をして一度心を落ち着けてから心に聞いてみてくださいね。

①私が否定してしまう人(嫌いな人)は誰?
②どうしてその人(①の嫌いな人)を否定してしまうのかな?

①と②の質問を自分の心に聞いてみてどんな答えが返ってきたでしょうか。ちなみに娘は①の答えは父親でした。②の答えは自分勝手なところと言っていましたが、ここからもっと深く掘り下げていくんです。

「自分勝手な行動とはどんなことかな?」「どんなときが1番嫌だと感じたのかな?」と心に聞いていくと娘は両親が夫婦喧嘩をしていたときのことを思い出したんですよね。

そしてここからさらに娘はそのときに嫌だった記憶を思い出していくうちに「私が両親の夫婦喧嘩をなんとかしなきゃいけない」と思っていたことや「私が夫婦喧嘩を止められなかったことがいけないんだ」という自分を責めたり否定するようになった始まりの思考の癖に気づけたんです。

この昔の嫌な記憶を思い出すのは人によってはつらすぎて心が苦しくなってしまう場合もあるので、無理せずにすぐにやめてくださいね。トラウマが強い場合は安心して話せるカウンセラーを頼ってみてください。

カウンセラーに頼ることで心の負担が少なくて済むので、心から信頼できるカウンセラーへお気軽に相談してみてくださいね。

生きづらさを解決するには?

生きづらさの原因がわかったら次にすることは傷ついてきた自分を癒やすことと昔の記憶を書き直すことです。うちの娘の場合を例として解説しますね。うちの娘は成功体験を積んだことで「自分が両親の仲をとりもたないといけない。」「両親の仲が悪いのは自分のせいなんだ」と思ってしまったことが自分を責めたり否定しまう原因でした。

そこで娘には自分と向き合って幼いころの自分の記憶を想像してあの頃の自分に会いにいってもらいました。そして「幼いころの自分に対して大人になった自分から優しく声をかけて癒す」ということをしてみたんですね。

そして大人になった娘の目線から本当にあのとき自分が感じた「自分がなんとかしなきゃ」「私のせいで夫婦喧嘩しているんだ」という思いは正しかったのか?と振り返ってみたんです。すると娘は「夫婦喧嘩は親の問題であって自分のせいではない」ということに気づけたんですよね。

この気づきが娘にとっては大きな気づきだったと思います。「自分のせいではなかった」とわかったことでもう自分を責める必要もないので自分を否定することもないですよね。さらに娘は幼いころの自分は両親の夫婦喧嘩を目の前にしその場から逃げたかったにもかかわらず、逃げられなかったといいます。

これが大人になった娘が逃避したくなる心理に反映してしまっていました。幼いときのつらい状況から逃げられなかった経験が、大人になった今でもつらいことがあるたびに逃げたい!という気持ちを助長してしまっていたようです。

いつでも逃げられるとわかっていれば「逃げたい」という思いは高まらないですが、「逃げられない」と思えば思うほど「逃げたい」という思いが強くなってしまうのが人間の心情だったりします。そこであのときの幼い自分に「いつでも逃げていいんだよ」「一緒に逃げよう」と大人になった娘は言ってあげることでやっと昔の自分の心を解放してあげられたんですね。

生きづらさを感じている原因がわかったらこんなふうに過去の自分を癒やしてあげることで、ずいぶん心が軽くなったりします。ぜひ、昔の自分を思い出して癒してあげてみてくださいね。「こんなやり方であってるかな?」「癒し方がわからない」そんなふうに思ったらお気軽にご相談してみてくださいね。

さいごに

思いがけないことや体験から思考の癖は簡単に作られてしまいます。それは良い思考の癖なら良いのですが、悪い思考の癖は無意識についていて自分ではなかなか気づけなかったりします。

そのために生きづらさにつながってしまい、生きづらさの原因に向き合うことすらできないことも・・・。生きづらさを感じたときには見逃さずにまずは自分と向き合ってみると生きづらさの原因を知ることができます。

原因がわかるだけでも自分にとっては大きな気づきですよね。「生きづらさの原因がわからない」「原因の解決方法を知りたい」そんなときはお気軽に相談してみてくださいね。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

           

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