毒親育ちの私がトラウマ克服で失われた感情を回復させた方法


感情を取り戻す、毒親トラウマ
感情を取り戻す、毒親トラウマ

「親の言うことを聞かなければいけない」「親に文句を言いたいけど、言えない」こんな我慢や怒りをずっと心に抱えたまま生きてきませんでしたか?

私はずーっと毒親に対して「~しなければいけない」という義務感や怒り、自分の行動を制限され我慢してきた感情を自分のなかで抑え込んできました。その行動はクセとなり、大人になってからもずっと自分を苦しめてきたんです。

今回は私と同じように毒親のトラウマをかかえて感情を抑え込んできたあなたの少しでもお役に立てればと思い「自分では気づかないうちにどん底まで落ちてしまった私が自分の感情を取り戻しトラウマを克服した方法」をお伝えしますね。

最後までご覧いただくと「あなたらしく生きるための感情を取り戻す方法」がわかるのでぜひ、見ていただけたら嬉しいです。

毒親育ちさんはなぜ感情を抑え込んでしまうの?

原因を知った方がどうすればよいのか腑に落ちやすいので、まずは毒親育ちさんが感情をおさえてしまいがちな原因をお伝えしていきますね。

1. 「怒ることはいけないこと」と毒親から刷り込まれた

あなたは毒親に対して怒ってきたことがあるでしょうか?私は幼いころから「親の言うこと聞くのは当たり前」で育てられてきました。あるとき、私が小学生だったころ親から「おつかいに行ってきて」と言われ、行きたくなかったので「やだ」と言ったんです。

すると毒親に「行ってきなさい!」と言われ、それでも「やだ!」と私が怒ったら「親の言うことを聞きなさい!聞けないんだったら出て行きなさい!」と怒られて、泣く泣くおつかいに行っていたこともありました。

こんなふうに子どもが親にむかって反抗して怒ることは「いけないこと」という勝手なイメージを徹底的に教え込まれてきたんですね。絶対的に親の言うことには逆らえないような圧力を毒親から植え付けられて育ちました。

だから、私は怒ることができなかったんです。毒親との関係で親が上、子どもが下というかたちで絶対的な支配下の服従関係ができあがっていたので、親にはもちろん甘えることもできませんでしたし、甘え方がわからない子どもとして育ってきました。

「怒ること」=「いけないこと」=「悪いこと」なので親に対して怒ることは愛されないことに結びつきトラウマとなっていきます。これは親子関係だけではなく、友人関係、夫婦関係、恋人関係などあらゆる人間関係で自分の思いとは関係なく知らず知らずのうちに出てきてしまうクセになっています。

私は結婚してから夫婦関係や自分の子どもとの親子関係で「怒る」ということができなくなっていました。トラウマからくる怒るという感情を自分の中におさえこむクセがついているので、傍からみると「優しくて怒らない人」とよく言われるまでに・・・。

これは周りの人からするとメリットだけにしかみえないと思いますが、自分にとってはよくないことなんですね。トラウマを克服できていないと「怒り」の感情をだせず、自分に無理や我慢をして生きていることになり、心と身体はつながっているので吐き出せない感情は身体の症状として出始めて病気の原因にもなります。

毒親育ちさんは心あたりがあるのではないでしょうか?

2. 感情表現の場が与えられなかった

毒親育ちさんによくあるのは小さいころに泣いていると「うるさい!」「泣くんじゃない!」と言われてきたことです。これは毒親育ちさんに限らず、男の子や長男、長女は多いのではないでしょうか?

「お兄ちゃんでしょ!」「男の子でしょ!」「お姉ちゃんでしょ!」と泣いたらいけない勝手な理由を押し付けられて子どもながらにわからないまま、従わされてきたんですよね。親を含む周りの大人がこんな関わり方を子どもにしてしまうと、子どもは「泣くことはいけないこと」と脳や心にインプットしてトラウマになってしまいます。

すると、どんなにつらくても悲しくても涙を流せなくなってしまうんですよね。だって泣くことは毒親育ちさんにとって「悪いこと」なんですもん。「自分のつらい感情すら出せなくなってしまう」こんなひどいことってありますか?拷問ですよ・・・。

実はこの記事を書きながら私は涙が出ています。泣けないことがどんなにつらいだろうかと考えれば、考えるほど苦しくなるからなんですよね。

つらい、悲しいという感情表現ができないことはストレスにもつながります。人間は泣くことで自分の感情を吐き出しストレスを解消していますし、自分を癒やしています。それすらできないって本当に地獄だと思いませんか?

時間はかかりますが毒親育ちさんがトラウマを克服をして感情表現ができなくなってしまう子どもがこの世から一人もいなくなってほしいと思っています。

3. 生きるために毒親の感情を優先して生きてきた

「今日のお母さんの機嫌はいいかな?」子どもの頃に毎日のように自然と親の顔色をうかがっていませんでしたか?私は思い返すと無意識で親の機嫌を感じとっていたように思います。毒親である母親が笑っている姿はめったに見なかったことや私が何かをすると何かと毒親に言われる(暴言や嫌味など)ので嫌だなって思っていました。

これはトラウマによって「怒られるかもしれない」そして「自分が傷つくかもしれない」という思いから毒親の機嫌を損ねないような選択肢を選んできたんです。また、自然と人の顔色を伺うクセがついてしまい、毒親に限らず人間関係ではつねに相手が怒らないように気を遣うことが当たり前の自分がいました。

トラウマを克服できた今からふりかえってみると、あの頃は常に「人がどう思うのか?」を気にして生きてきたので気が休まらなかったんだと思います。親や親せき、祖母、先生など自分の周りにいる大人だけではなく、友だちに対しても同様でした。

これでは気は休まるどころか自分が気を抜けるところは一人でいる時間だけだったと思いますし、気を許せる人が一人もいなかったんだと思います。自分の感情より常に相手の感情を優先して生きることが私の当たり前だったんですよね。

感情を取り戻すとこんなにいいことが!

毒親育ちさんに「感情を取り戻してほしい」と私が願うには理由があります。トラウマを克服して自分の感情が感じられるようになったことで、私がよかったと思うことをお伝えしますね。

私が感情を取り戻した結果・・・
幸せを感じられるようになった(喜び、楽しさ、嬉しさなど)
・生きていることを実感できるようになった
・ポジティブに考えることが増えた

私は自分の感情を取り戻すことで今までとは比べ物にならないくらい生きることが楽しく感じられるようになったんです。この感覚を毒親育ちさんにはぜひ、味わってもらって今まで苦労してきたぶん、これからは楽しく幸せを感じながら生きてほしいと思っています。

感情を抑え込んできたことの弊害は?

周りの人に気を遣って「相手が怒らないようにする」「自分の怒りは出さない」「泣くことも許されない」トラウマからこんな拷問を自分に与えていたら感情がなくなります。周りからみたら「あの人は怒らない気遣い上手ないい人」と評価されますが、本当の自分は心の中で泣いていたかもしれません。

【幼いころから感情を抑え込んできた弊害】

・自分の感情がわからなくなる(悲しい、つらい、楽しい、嬉しい、怒りなど)
・自分の感情を感じとれなくなる
・自分の感情を表情や言葉で表現できなくなる
・我慢の連続で疲れやすい
・自己否定が強く、無気力や空虚感を感じやすい
・突然の涙や怒りがこみあげてくる
・人に本音を言えなくなる

私自身、長年の感情の抑え込みが夫との別居中にドドッと出てきたことがあります。理由もなく涙があふれてしばらく泣いていました。しばらくすると、何をしても嬉しい、楽しい感情がわかなかったり、悲しい、つらい、怒るという感情が感じられなくなっている自分に気づいたんです。

驚いたことに自分の感情を感じとれなくなっていました。この記事を読んでくださっているあなたが今、どんな状態なのかはわかりませんが、上記のことが少しでも当てはまると感じたならば、トラウマを克服し感情を取り戻すためにこれからお伝えする対処法について今すぐチャレンジしてみてくださいね。

毒親のトラウマを克服できる感情回復法とは?

ここからは毒親が原因で感情をだせなくなったトラウマを克服するために誰でもできる感情回復法をお伝えしていきますね。

1. ジャーナリング

ジャーナリングと言う言葉を聞いたことはありますか?ジャーナリングとは頭に浮かんだ言葉を浸すら書きだすという手法です。1日1回から時間帯はいつでもいいので、ノートまたは紙とペンを用意して思いついたことをひたすら書きだします。

朝でも昼でも夜でもいいです。私は寝る前の時間が落ち着けるので時間を決めて思いつく限り、浮かんだ言葉や感情をノートに書きだしていました。書きだすことには特にルールはないので、好きなように好きなだけ、もう思い浮かばなくなるまで書いてみてください。

頭の中がすっきりします。私は3分~5分程度と時間を決めて計りながらやっていました。私の場合は時間を決めてやることで集中できるのでやりやすかったです。書きだした後はノートを見返してみると自分がどんなことを考えて思っているのかを再認識できるので、自分で自分の感情を振り返ってみてくださいね。

2. 心が落ち着く環境で感情を吐き出す

抑え込んできた感情を出す練習として声に出して自分の思いや感情を表現することは貯めていた感情を吐き出す練習として有効です。心を許せてなんでも受け止めてくれる友人がいたら思いのまま「あのときはこんなことで悩んでいてつらかったんだよね・・・」と話してみるのもいいですよ。

注意してほしいのは自分の思いを受け止めてくれる人に話すことです。あなたの思いに対して「でも、それってこうじゃないの?」と反論されてしまうような人に話すと「自分は間違っていたのかもしれない」と自分を責めて落ち込むことにつながります。

心から信頼できてこの人なら自分の思いを否定しないで聞いてくれると思える人に自分の感情を吐き出してみてくださいね。身近に話せるような人がいないようなときはカウンセラーを活用するのもいいですよ。

私は自分の気持ちを吐き出す練習として山登りをして「つらい」「しんどい」という思いを体感し十分感じとってから山頂で「つらいー!」「しんどいー!!!」「よくがんばった!」と叫ぶということもしてきました。

しんどい感情を吐き出しついでに「よく頑張った!」と自分褒めることで自己肯定感もアップさせることにつながるんです。余談ですが私、自分を褒めることができなかったんです・・・。

この方法は人がいると恥ずかしいので、おすすめできませんがやってみたら心がすっきりしますよ(笑)へんな人と思われてしまうので人がいないところでやってくださいね!

3. インナーチャイルドを癒やす

自分の感情を回復させるために毒親のトラウマを克服することも重要です。そのときに有効なのはあなたのインナーチャイルド(子どもの頃の自分)を癒やしてあげることです。大人になったあなたは何かしら自分を癒やす方法を身に着けているかもしれません。

ところが毒親育ちさんは子どもの頃の自分を傷ついたまま放置していることが多いんです。インナーチャイルドを放置し続けていることでずっと毒親のトラウマを克服できないことが、あなたの人間関係や仕事面で大きな問題へとつながっています。

そこで、やってみてほしいのは自分のインナーチャイルドとつながって「つらかったよね。泣きたいときにいっぱい泣いていいんだよ」「もう我慢せずに怒っていいんだよ」と話しかけてあげてほしいんです。

我慢にがまんをかさねてきた人ほど、自然と涙が出てきますし、怒りが出てきます。それでいいんです。ずっ~と我慢してきたんですから、怒りも涙も思う存分解放してあげてください。

「いえないことが癒えるカウンセリングroom」ではカウンセラーなごみがカウンセリングをとおして一緒にやり方を伝授しています。インナーチャイルドとのつながり方やどんなふうに自分を癒やしたらいいのかわからないときにはお気軽にご相談してくださいね♪

                 ⇩    ⇩   ⇩

4. 体の反応にも目を向ける

先ほども、ちょろっとお伝えしましたが山登りほどハードな運動ではなくてもいいので、楽しくできるような軽いストレッチやお散歩、ヨガや軽い運動をしながら「今、自分はどんなことを感じているかな?」と自分の感情と向き合って自分の身体と対話してみることもおすすめです。

疲れてくると「しんどい」楽しいと「心地よい」などいろんな感情がわいてくるので、「しんどいよね」「気持ちいいよね」と一つひとつ感情を大切に受け止めて声に出してみると心が解放されて身体を緩めることができます。

トラウマを克服し感情を取り戻すために、一日のなかで5分でも10分でもいいので短時間は集中して自分と向き合う時間を作ってみてくださいね。

5. ひとりで抱え込まずにサポートを受ける

毒親に対する重いトラウマを抱えている場合は一人でできる感情回復法をやってみても思うようにできなかったり、改善がみられないこともあります。そんなときは無理をせずにカウンセリングを受けて、カウンセラーのサポートを受けてみてください。

一人では「また嫌なことを思い出してつらくなるかもしれない」と不安になってしまうときもカウンセラーがそばで支えてくれるので安心できます。一人で乗り越えなきゃいけないつらさからもカウンセラーと悩みを共有することで解放されるんです。

ちなみに毒親育ちのカウンセラーなごみはあなたと同じつらさを感じ、毒親を克服してきた経験があるので喜んであなたの力になりたいと思っています。

6.全てにOKを出してあげる

「すべてにOKをだす」というのはこの文章どおり、なんでもOKにするということです。例えば「おなかすいたー!何か食べたい。」と自分が思ったとしますよね。そしたら「おなかすいたんだね。OKだよ。食べよう!」でいいわけです。

「眠たい!でも仕事を終わらせなきゃ。」と思っていたら「眠いんだね、OK!仕事があるけど3分だけ目を閉じて休もう」でいいんです。できる限り自分の今できる範囲で自分にOKを出して感じたままを受け止めてあげるんです。

今までは「ダメダメ!」とすべてを我慢して感情を抑え込んできた毒親育ちさんだからこそ、すべてにOKを出すことで「もう自分を解放していいんだよ」と許可を出してあげることで、すんなりと自分の感情を出していいんだ!と思えるようになってくるんでよね。

そのための練習としてとにかく思いついたことや感情にはすべてOK!と受け止めてあげてみてくださいね。これはと~っても気持ちが楽になりますよ!

さいごに

毒親育ちさんはトラウマによってつらい、悲しい、怒りの感情をたくさん経験し抑え込んで苦しい思いをしてきましたよね。もう、そんなつらい思いをしなくていいんです。最後まで読んでくださったあなたは今日、これから自分の感情を解放して思いっきり自分の感情を感じて生きていきませんか?

長年押し込めて感じないようにしてきた自分の感情を取り戻すにはトラウマの克服にも時間がかかるかもしれません。必ずあなたの大切な感情を取り戻せます!毒親育ちで自分の感情を感じられなくなってしまっていた私にもできたので大丈夫です♪

まずは一つずつでも始めてみましょう♪私はいつも毒親育ちさんを応援しています!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これからも、毒親育ちさんを応援するための情報を発信していきますので、よかったらブログのフォローやでお友だちになって情報を受け取ってくださいね!

ブログ毒親
LINE登録

【LINE特典】

無料で『たった5分でできる!私が毒親から解放された3つの方法』(有料級)をプレゼントしています!  
プレゼント配信期間は未定なのでぜひ、早めにもらっておいてくださいね(‘ω’)ノ

↓登録はバナーをCLICK




コメント

タイトルとURLをコピーしました